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啓蟄けいちつ

啓蟄(けいちつ)

二十四節気 春・太陽黄経345度・節(月の始まり)

冬ごもりしていた虫たちが、土の戸を開いて出てくるころ。

年日時(日本時間)
2025年3月5日(水) 17時07分
2026年3月5日(木) 22時59分
2027年3月6日(土) 4時39分

※太陽の視黄経を天文計算で求めた時刻です(国立天文台の暦要項と分単位で一致することを確認しています)。

啓蟄の意味

啓蟄は「節」にあたり、この日から干支の暦では卯月が始まります。四柱推命や九星気学では、啓蟄を境に月の干支・九星が切り替わります。

啓蟄のころの行事と旬

庭木の菰(こも)外しが行われます。旬:せり、つくし。

啓蟄の七十二候

二十四節気をさらに約5日ずつ3つに分けたものが七十二候です。ここに挙げる候名は明治7年(1874年)の略本暦によるもので、中国の候名を日本の風土に合わせて改めたのは貞享暦(1685年)の渋川春海が最初です。

候七十二候読み
初候蟄虫啓戸すごもりむしとをひらく
次候桃始笑ももはじめてさく
末候菜虫化蝶なむしちょうとなる

初候「蟄虫啓戸」(すごもりむしとをひらく)

冬ごもりしていた虫たちが、土の戸を開いて地上に出てくるころです。「啓蟄」という節気の名もこの様子に由来します。ここでいう「虫」は昆虫だけでなく、かえるやへびなども含むとされます。宣明暦の啓蟄は「桃始華」から始まり、日本では虫の候が先に置かれています。庭や畑の手入れを始めるのにもよい時期です。

次候「桃始笑」(ももはじめてさく)

桃の花が咲き始めるころです。昔は花が咲くことを「笑う」と表現し、宣明暦の「桃始華」を、日本ではより情感のある言葉に改めたとされます。桃は古くから邪気を払う木と考えられ、桃の節句にも欠かせません。菜の花や山菜が旬を迎え、卒業や旅立ちの季節でもあります。

末候「菜虫化蝶」(なむしちょうとなる)

冬を越したさなぎが羽化し、紋白蝶などが舞い始めるころです。「菜虫」は菜を食べる青虫のことで、菜の花畑を舞う蝶は春らしい風景です。宣明暦ではこの時期を「鷹化為鳩」(鷹が鳩に変わる)としていました。春分の日を中日とする春彼岸が近づき、墓参りをしてぼたもちを供える習わしがあります。

二十四節気の一覧は二十四節気・七十二候の一覧、毎日の暦は今日の暦をご覧ください。

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