十干(じっかん)とは

十干は、古代中国で10日をひとまとまりとする「旬(じゅん)」の日を数えるために使われた記号だといわれます。上旬・中旬・下旬の「旬」はこの名残です。
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1.十干一覧
| 十干 | 訓読み | 音読み | 五行 | 陰陽 | 象徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 甲 | きのえ | こう | 木 | 陽 | 大樹 |
| 乙 | きのと | おつ | 木 | 陰 | 草花 |
| 丙 | ひのえ | へい | 火 | 陽 | 太陽 |
| 丁 | ひのと | てい | 火 | 陰 | 灯火 |
| 戊 | つちのえ | ぼ | 土 | 陽 | 山 |
| 己 | つちのと | き | 土 | 陰 | 田畑 |
| 庚 | かのえ | こう | 金 | 陽 | 鉄・刀剣 |
| 辛 | かのと | しん | 金 | 陰 | 宝石・貴金属 |
| 壬 | みずのえ | じん | 水 | 陽 | 大海・大河 |
| 癸 | みずのと | き | 水 | 陰 | 雨露 |
2.十干と五行・陰陽
十干は、五行の木・火・土・金・水をそれぞれ陽(兄=え)と陰(弟=と)に分けたものです。甲(きのえ)は「木の兄」、乙(きのと)は「木の弟」を意味します。
3.十干は植物の一生を表す
『漢書』律暦志では、十干の一つひとつが、植物が芽を出し、育ち、実を結び、次の種を宿すまでの過程に当てはめられています。甲は芽が殻を破るさま、乙は芽が曲がりながら伸びるさま、丙は形が明らかになるさま……というように、十干は生命の循環を表す記号でもあります。
4.身近に残る十干
- 契約書の「甲」「乙」:当事者を区別する呼び名
- 成績や等級の「甲・乙・丙」:かつての通信簿や徴兵検査の判定
- 「甲乙つけがたい」:優劣をつけにくいこと
- 甲子園:1924年の甲子の年に完成
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